沖縄県石垣市在住の在日韓国人に対するヘイト投稿事件
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沖縄県石垣市在住の在日韓国人に対するヘイト投稿事件とは、2015年～2018年頃にマリンスポーツ板などで、沖縄県石垣市在住の在日韓国人に対する誹謗中傷書き込みが多数投稿された事件。
2019年、被害者と同じく石垣市に住む２人に対して名誉毀損罪で罰金10万円の略式命令が出された。 在日コリアンに対するネット上の匿名ヘイトスピーチに名誉毀損罪が適用されたのは日本初であった[1]。
事件の概要
2014年に沖縄県石垣市で総合マリンサービス会社を設立した在日韓国人の男性は、2016年頃に客から「ネットで悪口が書かれているよ」と言われたことで、2ちゃんねる上で実名や会社名を挙げての誹謗中傷をされていることに気がつく。
内容は匿名であったが被害男性は同じ市内の複数人の投稿だと感じ、すぐに八重山署に相談。名誉毀損の疑いで刑事告訴をした。
2018年11月、八重山署は「名誉毀損罪の構成要件に該当しない」として被疑者不詳で那覇地検石垣支部に書類送検。石垣区検が独自捜査した結果、犯人の男２人を特定。 2019年1月15日と23日に名誉毀損罪で略式起訴、同月17日と24日にそれぞれ罰金10万円の略式命令を石垣簡裁が出した。 報道によると被害男性は民事訴訟も提起する方針だという[2][3][4]。
犯人について
犯人の男２人はどちらも沖縄県石垣市在住で、県外出身者。うち１人は４０代とされる。 地元の沖縄タイムス紙が被害者男性を誹謗中傷した１人に取材を試みたが、拒否された。